2025年12月25日

ピアノを習い始めた生徒さんに教えなければならないこと 楽典的要素③

MerryChristmas!

今年はなんと49年ぶりに雨のクリスマスとなりました。
WhiteChristmasならばうれしいんですけど。

さて『ピアノを習い始めた生徒さんに教えなければならないこと 楽譜編③』です。
今回は和声について。

クラシック音楽においてロマン派までの曲を弾くには必ずと言ってよいくらい関わってくるものがこの『和声』『和音』です。
以前楽譜編にて音とリズムのことを書きました。少々難しく言いますと、音楽を構成している3つの要素、音・拍・和声、がありまして、音とリズムはそのうちの2つになります。これは人間の体においていうところの筋肉と心臓でしょうか。そしてもう1つ体を構成している部分が。それが骨、骨格です。骨がなければ体を支えることが出来ません。そして骨格によって人間やサル、馬や犬、ライオンと象、というように身体的特徴がはっきり分かれます。どんなに変奏をしていても骨格は変えられません。つまり体において固有のものということになります。音楽おける和声・和音はこの骨格と言って良いと思います。また文学においての起承転結と言ってもいいかもしれません。

ただこれを理論的に学ぶのはさすがに無理です。ですので感覚として耳に覚えさせていく必要があります。日本人には前年ながらこの和声に関しての感覚がとても薄いです。それは昔からあるいわゆるわらべ歌的な日本固有の音楽は、西洋音楽とはかけ離れています。ですので仕方がないことなのです。だからこそ小さいうちから慣れて行く必要があります。

ではどうしたら?そこで出てくるのがリトミックでありソルフェージュなのです。
普段のレッスンとは別にカリキュラムを作り少し時間を取って教えて行けば、もう少し大きくなった時点で今弾いている曲にどういう和音が出ているか質問をし、自分で意識できるように導いていきます。自分の音を聴けるようになれば自然に自分の音楽の中に和声を取り入れられるようになります。ただし時間はかかりますが。

ただ弾くだけではなく、この和声がきちんと分かって弾いていると、その曲の形、言いたいこと、表現、が自然と表れてきます。ですのでとても重要です。
と同時に私たち教える側もしっかりとそれを理解して教えていかなくてはなりませんから、学生時代に和声学をしっかり勉強しないといけませんね。

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posted by Kemeko at 22:46| Comment(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年12月22日

キリル・ゲルシュタイン&藤田真央[ピアノデュオ]

演奏会へ行くぞ!第8弾

キリル・ゲルシュタイン&藤田真央[ピアノデュオ]に行ってきました。今年の聴き納め。

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正直真央君のピアノをしっかり生で聴いたのはこれが初めて。コンチェルトは1度聴いていますが、その時はオケの方が気になって今一つ真央君には集中できず。なので初真央君と言ってもよいかもしれません。

曲目は
シューベルト:創作主題による8つの変奏曲 変イ長調 D813
シューマン:アンダンテと変奏曲 変ロ長調 Op.46
ラヴェル:ラ・ヴァルス
ブゾーニ:モーツァルトのピアノ協奏曲第19番フィナーレによる協奏的小二重奏曲
ラフマニノフ:交響的舞曲 Op.45

シューベルト以外は2台ピアノ。

子弟コンビによるデュオコンサート。驚いたのはその音のシンクロ。音域が広く音が厚い部分はともかく、メロディーが交錯して演奏する部分はまるで1人が演奏をしているような錯覚になる、ただ聴いているだけであれば1人でソロを弾いていると言われても過言ではない、そのくらいそれぞれの音が同じ音色・・・「ねいろ」ではなく「おんしょく」・・・でした。特にシューベルトやブゾーニにおいてはそれが顕著に表れていてそれこそ目が点になりました。私はそれころほとんど生を聴いていないので判断が出来ないのですが、どうもキリル氏が真央君に合わせたのではないかなと。だとすればものすごい!
私は室内楽を演奏しますので他楽器の方と音を合わせる、シンクロさせるのは当たり前ですし出来なければなりません。連弾もします。ただその感想からすると他楽器の方がやりやすいです。音色が合えば多少音のシンクロがずれてもそこまで気にはなりません。ただ同じ楽器ですと元に持っている音が同じ楽器ですから、シンクロがないと奇妙ですしそれこそバランスが崩れてしまいます。となればメロディーが交差する部分はもちろんのこと重層的にメロディーを弾く部分などはとても難しいです。それが私が2台ピアノや連弾を避けている原因でもありますが。
しかしこのコンサートにおいてはそういう心配は一切無用、安心して聴いていられます。兄妹姉妹・双子のデュオのように一糸乱れることなく素晴らしいシンクロでした。

それぞれの曲はとても楽しく聴けました。シューベルト、シューマン、ラヴェルは以前から知っていましたが、ブゾーニとラフマニノフは初めて。こういう曲があるんだと。その中でも特にシューベルトとブゾーニは素敵で弾いてみたいと思える曲でした。
5曲中3曲がキリル氏、2曲が真央君が1st.ピアノでした。キリルが1st.の時真央君少しは遠慮があるのかなと思って聴いていたのですがそうではなかったですね。それぞれ1人の音楽家として対等に演奏をしている、真央君がキリル氏に負けないというのが、やはり真央君はただものではなかったなと再確認しました。

今回キリル氏の演奏を始めて聴いたのですが、次回はソロ、あるいはコンチェルトや室内楽を聴いてみたいと思いました。多分今回来場して聴いていた方の多くがそう思ったのではないかなと。キリル氏のファンが確実に増えた、と私は確信してます。

今年は昨年に比べるとかなり数が減ったコンサート。来年はどうなるかな。来年の聴き始めは2月読響定期、中川優芽花さんのピアノで始まります。そこから河村尚子さん、久末航さんのコンチェルト、中川優芽花さんのソロ、と続いていきます。その間におそらく藤原浜雄先生のリサイタルも入るはず。来年も楽しみです。

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posted by Kemeko at 23:23| Comment(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年12月13日

ピアノを習い始めた生徒さんに教えなければならないこと 楽典的要素②

あっという間に12月もあと半分近く。大掃除も始めなくてはですが。。。

さて楽典的要素②、拍子です。
何だ、そんなことか、と仰る方は当然いらっしゃるでしょう。拍子はその曲の性格を決める大事な要素。拍子によって弾き方が全く違います。それをきちんと出来るようにするには拍子の内容とどういう時に使われることが多いか、子供ですから大まかで構わないと思います、を教えなくてはいけません。

まず拍子による曲の分類。
拍子を大まかに分けると2拍子または4拍子系と3拍子系になります。
そのうちの3拍子はワルツやメヌエットに代表される舞踊です。もちろん2拍子・4拍子系にも舞踊はあります。ただそれはかなり後の曲、例えばバッハの組曲、にならないと出てきません。が、バッハのアンナ・マグダレーナの音楽帳を弾かせる場合には一部フランス組曲からの抜粋が含まれているので教えなければならないかもしれません。そしてそれは日本人の私たちにとっては非常に難しい問題です。なので子供の場合は踊りの曲ってどういう感じがする?というような感じで教え始めています。どういう場面かな、どういう衣装かな等々。子供はディズニーが好きですからある意味ピンとくるものがあるようです。
その対極の2拍子・4拍子は舞曲以外の曲で使われますから、それぞれの雰囲気に合ったように説明します。それこそ3拍子系よりも使われる幅が広いですから、曲の分類は難しいです。

もう1つが拍子の意味と性格です。2拍子・4拍子で難しいのはこの拍子の意味、性格の方だと思います。
拍子の意味ですが大切なのは2つの数字が示すもの。これをきちんと教えてないといけないのですが、本当に理解をさせるのは正直小学生にならないと難しいと思います。これを割り算が出来ないからと捉える方が多いのですが、ズバリ日本語がなかなか通じない、というところです。何しろ4幼稚園生と小学生では言葉のキャパシティーが全く違います。ですので理解が出来ない、という感じですね。
だからと言って適当に教えてはいけないです。いまだに4分の4拍子は1小節に4分音符が4個、8分の6拍子は8分音符が6個、と教える先生がいらっしゃるみたいです。現に私のところに移ってきた生徒さんでこの問題と正確に理解している子供は皆無でした。大体たこの4個・6個になってます。
正直4分音符が1小節に4個というのは2分の2拍子でもそうですし、8分音符が6個というのは4分の3拍子がそうです。実際生徒にこの問題とこの説明をしますと混乱をします。だってそう習ったんだもの、です。
上の数字は1小節に入る拍数、下の数字は1拍となる音符の種類、これをきちんと教えていない先生がとても多いです。『幼稚園児に難しいことを言っても分からない』という大前提で教えて行くとこうなります。でも本当に分からないのでしょうか?私はそうは思いません。全部を1度にではなく分けて教えて行けば少しずつでも分かるようになります。例えば上の数字が4であれば1小節に拍が4個入るのよ、3であれば3個入るのよ、という具合に。ならば5だったらどうなる?と聞けば普通に5個と答えます。これを習慣化しかつリズムと拍の関係も同時に教えていけばいつの間にか覚えてくれます。そうしておいてある時期に下の数字は実はね、と話せばほぼ理解できます。何も4分音符、8分音符という言葉を使わなくてもよいのです。私の教室ではリズムに名前を付けていますから、4というのは〇〇のこと、8というのは○○(○○には名前が入ります)と教え、それを覚えるように宿題にして常に復習するようにしています。
ではなぜここまで丁寧に順を踏んで教えて行くかと言いますと8分の6拍子の曲を勉強する場合非常に困るからです。
8分の6拍子、つまり8分のの系列の拍子ですが、は日本人から最もかけ離れている拍子です。ですのでとても習得しづらい。しかも6拍子ではなく2拍子で考える、8分の3拍子に至っては1拍子で考えるというかなりハードルの高い拍子となってます。しかしピアノを習っていますとかなりの確率で導入書にこの拍子たちが出てきます。教えなくてはいけない要素ですがそれを上手に教えなくてはいけないわけです。ここでつまずくとその後の小曲やソナチネに入ってから困るんですね。
先生が悩むのであればこの部分だけ。これをいかにして伝えるか。マニュアルはありませんから先生方個人個人の手腕になります。
幸い私のところではこの拍子たちが出てくるたびに導入書に戻って説明を必ずするのでだんだんと身についてくれるようです。
同様に2分の2の拍子も難しいです。これは教える側がきちんと分かって弾けないと教えられません。有名なクテメンティOp.36-1のソナチネをきちんと2拍子で聞こえるように弾かないと生徒は4拍子で弾いてしまいます。そしてなぜ同じ2拍子なのに4分のと2分のがあるのか、同様に3拍子なのに4分のと8分のがあるのか。これも弾いて違いを聴かせてあげないといけないです。

私も教える立場になる前は意外と簡単に考えており、教える時にであって弾く時はかなり考えます、実際子供を前にして改めて難しさを感じました。決しておろそかにしてはいけない要素であり、要は先生も常に勉強が必要な要素でもあると思います。

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posted by Kemeko at 01:01| Comment(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする