今年のエリザベート王妃国際コンクールにて第2位になられた久末航さんのリサイタルに行ってきました。
エリザベートの時からYouTubeにて聴いていました久末さん。同じく受けていた中川さん同様ファンになってしまいました。何より音が綺麗、弾き方が綺麗、音楽が素晴らしい。そして何より自然。コンクールだというのにです。
そして今回凱旋コンサートということでリサイタル。場所はサントリーホール。なんでも久末さんはサントリーホールに来たことが今まで1回もなかったそうで。最初が自分で弾くリサイタルになるとはとコメントが出ていました。最初のうちはそれほどではなかったのですが、久末さんの投稿でチケットが完売。関係者席を開放するという事態になったそうです。
この日の曲目は
ラヴェル::高雅で感傷的なワルツ
デュサパン: ピアノのためのエチュードより 第2番
リスト:巡礼の年 第1年「スイス」S.160より 第4曲「泉のほとりで」
第5曲「嵐」
第9曲「ジュネーヴの鐘」
リスト:ウィーンの夜会より 第6番
バルトーク:3つのブルレスク 作品8c 第1曲「けんか」
第2曲「ほろ酔い」
第3曲 モルト・ヴィーヴォ、
カプリチオーソ
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番 へ短調 作品57 「熱情」
エリザベート王妃国際コンクールはその課題の多さと内容から、おそらく3大コンクールと言われている中で最も過酷なコンクールだと思っています。私なんて最初課題を聞いただけでひっくり返りましたもの。ファイナルのチャペル缶詰だけでも大変なのに、用意するプログラムが1次2次ともに2つずつ。その中でどれを弾くかは審査員次第。しかもそれが分かるのがほぼ前日。。。それから考えても上位入賞者は本当に実力のある方々だと思います。
そんな上位入賞者である久末さん。ネットでの演奏と生では違う、というのは当たり前なので実際どういう音でどういう演奏になるのか本当に楽しみでした。
そしてそれは私にとってドンピシャの演奏。近年自分を誇示し派手な、あるいは大げさな解釈の演奏が多いと感じる中、久末さんの音楽は本当に自然。そしてそれを支えているのが確かなテクニックと豊富な音色。これだけ時代も出身国も違う作曲家の曲を並べて、どれ1つとっても同じ音色がない。それぞれに合うであろう音で弾き分けている。演奏家にとって最も難しく、そして最も必要とされている演奏を見事なさってました。それをごく普通に淡々と。これが当たり前ですよね~という感じ。
参った!脱帽!でもってこういう演奏家がついに若手から出てきた~~~という嬉しさ。
でもこれって最も難しい音楽家としての道だと思います。自分がというところがない、あくまでも作曲家優先。誰しも憧れますが、どうしても自我が強く出てしまいます。私も経験がありますが。
それを迷うことなく自分の音楽として表現の道として進む久末さんってとっても素敵です!
そしてコンクールに支配されつつある日本育ちの若手演奏家たちには是非こういう音楽を学んでほしいと思います。
アンコールは3曲。
シベリウス:ピアノのための小品 Op.76-10 Elegiaco
リスト:超絶技巧練習曲より 第12番「雪かき」
ブラームス:ワルツ Op.39-15
最後のワルツを聴いた時、この人はドイツなんだな~と。あのしっとりとした音、柔らかい音楽。ドイツの自然を見ているような美しさ。
ベートヴェンを最後に弾いたことからしても現在ドイツに住んでいらしてドイツに溶け込んでいる感じがしました。そして最後の最後に心休まるブラームスを聴かせてくれたこと、幸せでした。
次回は来年の都響と新日。特にと今日はブラームスの1番のコンチェルトということですから今から楽しみ(2番が素晴らしかったですから)。
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