さて楽譜編の②です。今回はアーティキレーションの基礎、つまり音符以外の要素について。
私たちが演奏をするにあたり色々と大切にしていることがありますが、それはなぜかと言いますと何が楽譜に書いてあり、何を弾いているかを聴衆に伝えるためです。クラシックて楽譜ありき、これが大前提。勝手なことは出来ません。
聴衆に伝える大切な要素としては先に書きました音とリズム。そしてもう1つがこのアーティキレーションというもの。
アーティキレーションとはWikiによりますと、音楽の演奏技法において、音の形を整え、音と音のつながりに様々な強弱や表情をつけることで旋律などを区分すること、だそうです。というのもあまり考えて使っていた言葉ではなく、漠然とこんな感じかなと理解してつかってました(^^ゞ
そしてこのアーティキレーションをつけるためにあるものが、強弱記号、フレーズ、スラー、レガート、スタカート等々。実はこれもきちんと分かっていない生徒さんが多いです。
強弱記号については書かれているままですから、まずはそのまま教えればよいと思いますが、問題はスラーの教え方。これをただスラーが付いているところをつなげて弾くというように教えていたとしたら、それははっきり言って教え方が不足していると思います。確かにスラーがかかている音はつなげて弾きます。ではなぜつなげなくてはならないのか。それを教えなくては。
実際私も子供のころはつなげて弾く印と教えられました。しかしある日突然それは正しい意味ではないと気が付くことになり、それがあるからつなげて弾く、レガートで弾かなくてはならいと認識しました。つまりスラーは音をつなげて弾くための印ではなく、フレーズを指示しているのだと。
フレーズ、このことを導入の時期にきちんと教えておきませんと、ただただ弾くだけの演奏になり、楽譜の意味どころか音の羅列でしかなくなってしまいます。これも大きくなれば・・・という便利な言葉でおざなりになさる方も多いのですが、ずっと申し上げているようにあとで直すことくらい生徒さんにとって辛く大変なことはないのです。
でも幼稚園児にそんな難しいことを教えても理解できない、そう仰る方も多くいらっしゃると思います。つなげて弾く事がまず大事と。ならばなぜスラーが切れるのか、箇所によって短かったり長かったりするのか、という質問を私はしたいです。これは要するに文章における句読点と同じですから、それをダイレクトに話せばよいと思います。幸いなことに文字を読む教育がとても日本は進んでおりますので、年中以上であればどんな子供も絵本や簡単な本を読みます。そうであれば句読点は必ず出てくる。なぜそのことに先生方が気が付かないのか。
これが分かれば自然と子供は理解をします。ただ実際に上手くできるかどうかは別問題。知識としてきちんと入れなくてはいけません。
同様にスタカートについても。これは幼稚園児に対しては切るでも良いと思いますが、ただ切るのではなくその曲に沿った切り方を教えておかないといけないです。元気な曲はバシッと短く。柔らかい曲や悲しい曲では優しく。この程度であれば子供でも理解は及びます。それだけでもかなり曲の感じが変わります。
ただしある程度大きくなりましたら、スタカートの本来の意味をきちんと教えなくてはなりません。ただ短く切る、軽く切る、だけではないということを。
強弱記号も最初からきちんと教えておくべきです。それは同時にきちんと楽譜を見て弾くということを同時に教えることになりますから。そしてクレッシェンドやディミヌエンドのようなアルファベット記載のものも出来るだけ読み覚えさせること。これもまた幸いなことに学校でアルファベットを習うようですし、幼児教育の一環として取り入れている幼稚園もありますから、頭文字あるいは2つ目の文字くらいまで覚えさせれば良いかと。
ピアノを弾くにつき、ただ正しい音とリズムだけ弾けていればよいということはなく、その他の楽譜に書いていある要素をきちんとこなしてこそその曲を作った作曲家の音楽が出てくるわけです。
今から300年以上昔の曲がこの現代でも輝きを放って現存し多くの演奏家によって引き継がれているということは、能力も音楽性もはるかに私たちより上のレベルだからこそ残っているわけです。ですから楽譜を勝手に弾いてはいけない、きちんとそこに書いてあることを理解して演奏をしなくてはなりません。楽譜は過去の偉大な作曲家の先生方の素晴らしい遺品であり、その先生方と対話ができる唯一無二のものなのです。
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