2025年11月12日

ピアノを習い始めた生徒さんに教えなければならないこと 楽譜編①

晩秋という時期ですがまだ紅葉は見頃ではなく、気温も結構暖かい日があり、季節感がなくなっていることを感じます。

さてテクニックと脱力につきまして書いた後は楽譜になります。

楽譜?と思われる方多いと思います。楽器を弾くのであれば当然分からなければならないことなのですが、残念ながらこの部分をかなり簡単に考えていらっしゃる方が多いと感じました。何故ならば他教室から私の教室に移って来られた生徒さんでこれが完全に出来ていた方がほとんどいらっしゃらなかったからです。

まず楽譜から思いつくことは音とリズムだと思います。これが分からなければ楽曲を演奏することは出来ません。ごくごく当たり前のことなのですが、小さい子供だからと教えていない場合が多いです。
教わらないでいらした生徒さんに、何故前の教室の先生は教えてくれなかったのでしょうかと聞きますと、その答えが

①小さい子供には難しい、嫌がる
②大きくなってからでも大丈夫、大きくなってからの方が理解が早い

という答えにまとめられます。つまりいずれかに当たります。
それが実は生徒さん自身が後々大変苦労をすることになる、ということになぜ気が付かないかなと思うばかりです。

では音を知らず、リズムが分からずどうやってピアノを弾いているか。一番は先生が全て教えてしまう、またはお母様が全部教えてしまう、です。そして次に考えられるのが耳コピ、先生やお母様が弾いたものを聴いて真似をする、です。そしてこれらは大変困ったことを引き起こします。

生徒さんの読譜レベルが上がらないままどんどん教本を進め、それで弾けるようになったと、ピアノが楽しいということを教える方向で行きますと、必ずある年齢やレベルから全く自分ではできなくなります。つまり弾けなくなり、そうなると面倒になり辞めて行くというループが起きます。つまり年齢が低いからと音の位置を覚えさせることをせず、リズムと拍の仕組みを教えることをしないでレッスンを進めますと、当然自分で1つ1つ理解をしながら楽譜を読むことが出来なくなりますから当然なわけです。また教えてはいてもその理解度を1回1回確認をせず進めてしまうことも同じ状況となります。

ならばそうなった時期に改めて教えればよいと思われる方も多いと思います。が、果たしてその時素直にその問題に向き合ってくれるでしょうか。答えは否です。
それまで、分からなければ先生が教えてくれるから自分が分からなくてもいい、とレッスンを受けてきた生徒さんは、先生がいきなり教えることをせず覚えなさい、自分で考えなさい、と方針を変えた場合、それについて行くことは本当に大変なことです。何故先生は教えてくれないの、分からないのに教えてくれないの、となります。そうなれば子供ですから嫌になってしまいますから、そこからまたモチベーションを上げるのはとても大変です。

1度教えたのだから覚えているはず、これもよく聞く話ですが、結果は同じです。何しろ本当に分かっているかどうか先生の方が確認をしていないのですから。レッスンで出来ているからといってそれが自分の力なのか親御さんの力なのか、それは毎回のレッスンの際先生がきちんと確認をしなければ分かりません。

音の名前、リズムは音楽にとっては命です。本を読む時の文字と一緒です。私は子供たちに音やリズムを教える際必ず本のことを言います。今の子供たちは字を覚えることが早く、絵本もかなり小さい頃から読んでいますので、本で字が分からなければ嫌だということは分かっています。楽譜も同じだからと言うと一生懸命覚えようとします。もちろん1回では覚えられませんから家での復習になります。

以前転勤で東京に来たため入室希望とのことで入室面接を行いました。その際この問題が出た時があります。
4歳の生徒さんでしたが、お母様曰く音もリズムも理解してる、ということで入室の面接に臨みました。その場で色々聞いていみた結果、音は指番号で読みリズムは全くでした。原因は以前の教室では耳コピーで弾いていたからとのこと。ただ家ではお母様が作った音符カードで音符を読ませていたし、リズムも勉強をしたので分かっているはず、とのことでして。かなりお母様も焦っておられ、ご自身色々とお子さんに質問をしていましたが、全て分かっていないことが判明しました。その際どうしてと聞かれましたので、何回も同じことを聞きましたか?と尋ねますと、1度で来たからそれで理解したと思っていたと。それは可哀そうです。それこそ早くて半年は完全にかかる音とリズムの理解を1回やってそこで分かったようだからと辞めてしまうのは。なのでそれはお母様の責任だと、繰り返してやっていかなければ忘れるのは当たり前、と話をしました。

音もリズムも子供にとってはかなり難しい問題です。線の音と間の音の違いもすぐには分かりません。なので根気よく教える側がコツコツ1つ1つ覚えているかどうかを確かめながら教えていかなくてはならないことです。これは先生側にとってもかなり面倒なことでもあります。すぐに覚えてくれる生徒さんもいれば、本当に時間がかかる生徒さんもいます。でも覚えが遅いからと言ってこの部分をおろそかにしてしまえば、その生徒さんの未来はなくなってしまう、40年教えてきて実は私が最初に学んだことでした。

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posted by Kemeko at 22:10| Comment(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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