原因は熱を出して寝込んだこと。
鬼の霍乱とは言いたくないですが、数年ぶりにレッスンも休みにしました。
その間に始まったのがショパン国際ピアノコンクールです。
すでに2次予選まで終了。今日で3次予選も終わり明日早朝には本選出場者が発表されます。
寝込みながらこれを聴けたのは良かったかな。ただし昼夜逆転にはなりましたが。
日本人も3人が3次予選に残りました。
ただ私が応援していたピアニスト2人は3次に残れず。
少なくとも3次までは残るかなと思ったのですが、体調を崩しての2次だったそうですから仕方がないかな。
それでもあそこまで弾くというのはすごいことです。
で、残る残らないの基準。もちろん当日良い演奏だったか、他のコンテスタントとの比較、というのもありますが、一番感じたのがコンクールをコンクールとして参加をしているか否か、かなと。変な表現ですが。
曲の出来不出来から言うと弾きなれた曲を持ってくる、弾きこなしている曲を持ってくるのが普通で、その方が事故も起こりにくいですしやりたいことをしっかり伝えられる強みがあります。もちろんこのコンクールに出場をしているピアニストの方々は実力も一線を越えていますから、弾きこんでいなくとももちろん表現が伝わらないことはなく、事故を起こすことも少ないです。それでもやはりこれを目標としてずっと温めてきた曲であればやはり鬼に金棒的なことはあります。
ところがそんな中でも自分が持っているレパートリー外の曲をあえて持ってきている方もいます。そうなるとやはりどこか弱い。それが審査の上で不利になる場合も多々あり。私が応援していたピアニストの方もそうでして。もちろん素晴らしい演奏ではありましたが、何年もそれを弾き続けていた演奏と比べると少々弱かったかなと思えました。その方、別のコンクールの時も同じようにその曲を弾きたかったからというコメントを出していましたので、根本的に今弾きたい曲を一番に選ぶのでしょう。それもまたありですし、ご本人に後悔がないようですからそれも良しと、ファンとしては思います。
現在に残られている皆さん、やはりそれぞれ演奏は素晴らしく一体だれが残るのかなと今から思います。
そしてその顔ぶれで今回のコンクールの基準が見えてきます。
そしてそれが今後の演奏スタイルの基準になってくるわけで。
審査員の方々の責任ってとっても大きいと感じます。
さてさて誰になるでしょうか(^^)
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