多くのクラシック(ピアノ)のファンの方は良くご存知と思いますが、日本からは久末航さん、桑原志織さん、吉見友貴さん、亀井聖矢さんの4人がファイナルに進出しまして、久末さん2位、亀井さん5位ということになりました!
おめでとうございます!
桑原さんと吉見さんは入選です。
今年のファイナルはとにかくレベルが高く、誰が1位でもおかしくない感じでした。私の一押し久末さんは一番最後の演奏で、次押しの吉見さんは一番最初。そういう意味では吉見さん惜しかったかも。何かとヴィルトゥオーゾに走りがちなプロコフィエフの3番の協奏曲ですが、音色感豊かで構成もしっかりした深みのある素晴らしい演奏でした。1番でなければ・・・と思える素晴らしい演奏でした。
桑原さんの安定した演奏、亀井さんのアクティブで切れのある演奏も素晴らしかったです。
それでも私はやはり久末さんの演奏が一番好きでした。特にブラームスのピアノ協奏曲2番は秀逸。長くて弾くのはもちろん大変なのですが、実は聴くのも大変。私大体寝ます。波長が合いすぎるのか大体開始3分で熟睡です。しかし今回はあっという間に終わってしまったという印象。これは他の演奏がつまらないとか、今回の演奏が波長が合わなかった、というのではなく、聴いていて実に心地の良い音楽だったからだと思います。派手なことはせず誇張することもなく、本当に自然に奏でられた音楽。これって実はとても難しい。私もいくつかブラームスを弾きましたが、どうしても内容を考えすぎてどこか人工的になってしまう気がしてます。久末さんは大学から直接フライブルグ音大に入られ現在もベルリン在住ということですので、ドイツというものを肌で実感しているからかもしれません。とにかく気持ちがゆったりと出来て気持ちが良かったです。これから日本でコンサートがある際は是非聴きに行きたいと思います。
このエリザベートコンクールはファイナル以外は演奏曲を自分で選べないという、決まるのが1時間前だったり1日前だったり、ファイナルの前に1週間いきなり新しい曲と対峙したりと体力的にもそうですが精神的にかなり厳しいコンクールと思います。
それをファイナルに残られた皆さんは見事に潜り抜け個々に素晴らしい演奏を聴衆に聴かせてくださいました。それだけでも音楽好きな方にとっては本当に幸せだと思います。
ショパンコンクールも素晴らしいですが、色々な曲を聴くことができ、またコンテスタントの演奏曲の選曲のセンスも見れて、今後応援したいなというピアニストにも出会えて、そういう意味では本当に素晴らしいコンクールだと思います。
そして連続6日間、オケ合わせから始まり22:00からの本番をこなしたブリュッセルフィルと指揮者の大野一史さんの素晴らしいサポートに感謝です。実際最後の久末さんのブラームスの協奏曲の前に主催者側から大野さんとオーケストラの皆さんに感謝の言葉がありました。素敵ですね。
さてこれから4ヶ月先に今度はショパンコンクールが行われます。
桑原さんはエリザベートとのダブルエントリー。他ファイナリストの中にもダブルエントリーの方がいらっしゃいます。今回ファイナルに残れなかったこれまた押しの中川優芽花さんも出場されます。今後はショパン一色の中、どのような音楽が聴けるが楽しみです。
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