今回の予備予選7割がアジア系という信じられない感じ。特に中国系の参加者がものすごく多かったことが印象的でした。参加者の中には前回も出られた方も結構いらっしゃって。名前を拝見してあら!となりました。
日本からの参加者も多く、全員とまでは行かなかったのですが、7割は聴けたかな。特に前回参加された方々はこの4年で更にパワーアップされたなと。初めてという方々も素敵な演奏でした。
そんな中特に印象の強かったことが、いわゆるコンクールで映えるような弾き方をされている方よりも、自分自身の音楽を淡々とされている方の演奏が多かったということ。特に日本の参加者ではコンクール慣れしている方よりもはるかに印象的で素晴らしい演奏が多かった気がします。もちろん経歴的には色々なコンクールを制されている、あるいは上位入賞の方がほとんどなのですが、コンクールを目指して弾いてきた、ひたすらコンクールを狙っていた方と、出たら上位入賞だった、普段から楽しく弾いていて気が付いたら入賞していた、的な方々の演奏の方がとても自然に自身の音楽を語っていた感じがしました。これは現在のコンクール至上主義な日本のピアノ教育に限界が来ているのかなとも思いました。
ここで楽しく弾いている、と書くと勘違いをなさる人が続出するのですが、彼らは決して楽しいだけのレッスンを受けてきているわけではなく、厳しい指導であってもそれをポジティブに受け止められる精神的強さとピアノが好きと気持ちが多くあるのではないでしょうか。コンクールという悪く言えばニンジンをぶら下げなくとも、自分で課題に向き合う気持ち、色々なピアノ曲が弾けたら楽しくなるんだという先に進みたいという気持ちがあればいくらでも上手くなるわけで。自分自身それが当たり前だっただけに現代の子供たちがこれを苦手にしている原因が分からず、これが悩みとなっています。どうしたらニンジンをぶら下げることなく、褒め殺しにするわけではなく、真実と向き合う自分を持たせてあげられることが出来るのか。。。正直頭が痛いところです。
さて、そんなこんなでショパンコンクールは一段落なのですが、同時に今日からエリザベート王妃国際コンクールが始まります。ショパンコンクールほどの人数ではないですが、日本の若きピアニストたちが参加。ショパンとダブルでエントリーしている方が2名。全く傾向が違うコンクールなので楽しみです。
そしてこれから更に寝不足の日々が1ヶ月弱続きます。。。
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