2022年11月08日

コンクール

秋という時期は国内外コンクールがものすごく多く行われます。
2週間前には国内で日本音楽コンクール、1週間前にはジュネーブ国際音楽コンクール、そして現在ロン=ティボー国際音楽コンクールとパデレフスキ国際ピアノコンクールが行われています。ここまで多いか~というくらいかぶってます。

コンクールは確かにプロを目指すのであれば避けて通れないものです。特に音高・音大に通うプロの卵たちにとっては。例外として私は全て受けませんでしたが・・・曲が弾けない(物理的に手が小さくて届かないということもありましたが基本好きではないというところで)という部分で却下組でした。
ただ問題は日本には子供向けのコンクールが多すぎる。幼稚園児から小学生低学年を対象にしているものが私が知っているだけで4つ以上。基礎を構築しなくてはいけない、音楽の基礎を学ぶべき年齢に競うことでモチベーションをあげてという方向でレッスンを進める先生、ご父兄が本当に多いことです。むしろコンクールをしなければ生徒が集まらないという現実もあり、そういうコンクールの案内が教室に届く度に首をかしげるわけです。
そして小学生のうちからショパンのバラードやラフマニノフなどを弾いて上位入賞何てことも起きていて、なぜそういうことをするのか本当に疑問です。もっと弾かなくてはならない曲がたくさんあるはず。バッハやエチュードなどもきちんと勉強しなくてはいけない。ただコンクールのためというのではなく、1曲1曲しっかりと丁寧に勉強をする時期なのではないかなと思うわけです。
ですので私がコンクールを勧めるとなれば、実力がある生徒さんのみなので学生音楽コンクールのみと考えます。これを受けられる、自然に無理せず受けられるというレベルというのが、本当のその生徒さんのレベルということになるわけで、無理をして三段跳びで難曲を弾く必要性を感じないわけです。
現実子供のころからコンクール漬けになっている生徒さんは日本のコンクールでは良い成績でも海外のコンクール、特に3大コンクール(今はチャイコフスキーが外れてしまったので2大なのでしょうか)では実績がなかなか残せないのも原因がそこにある感じがします。

競わせて伸ばす、という考え方がものすごく強い日本。勉強ですら詰め込んで自分で考えることを奪っている日本。しかしそれでは社会に通用しないです。音楽の世界であれば、世界に通用する一流の音楽家は育たないと思うわけです。
大人が、指導者がそろそろ本気で考えなくてはいけない時期に来ているのではないかなと思います。

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posted by Kemeko at 19:28| Comment(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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