さて楽典的要素②、拍子です。
何だ、そんなことか、と仰る方は当然いらっしゃるでしょう。拍子はその曲の性格を決める大事な要素。拍子によって弾き方が全く違います。それをきちんと出来るようにするには拍子の内容とどういう時に使われることが多いか、子供ですから大まかで構わないと思います、を教えなくてはいけません。
まず拍子による曲の分類。
拍子を大まかに分けると2拍子または4拍子系と3拍子系になります。
そのうちの3拍子はワルツやメヌエットに代表される舞踊です。もちろん2拍子・4拍子系にも舞踊はあります。ただそれはかなり後の曲、例えばバッハの組曲、にならないと出てきません。が、バッハのアンナ・マグダレーナの音楽帳を弾かせる場合には一部フランス組曲からの抜粋が含まれているので教えなければならないかもしれません。そしてそれは日本人の私たちにとっては非常に難しい問題です。なので子供の場合は踊りの曲ってどういう感じがする?というような感じで教え始めています。どういう場面かな、どういう衣装かな等々。子供はディズニーが好きですからある意味ピンとくるものがあるようです。
その対極の2拍子・4拍子は舞曲以外の曲で使われますから、それぞれの雰囲気に合ったように説明します。それこそ3拍子系よりも使われる幅が広いですから、曲の分類は難しいです。
もう1つが拍子の意味と性格です。2拍子・4拍子で難しいのはこの拍子の意味、性格の方だと思います。
拍子の意味ですが大切なのは2つの数字が示すもの。これをきちんと教えてないといけないのですが、本当に理解をさせるのは正直小学生にならないと難しいと思います。これを割り算が出来ないからと捉える方が多いのですが、ズバリ日本語がなかなか通じない、というところです。何しろ4幼稚園生と小学生では言葉のキャパシティーが全く違います。ですので理解が出来ない、という感じですね。
だからと言って適当に教えてはいけないです。いまだに4分の4拍子は1小節に4分音符が4個、8分の6拍子は8分音符が6個、と教える先生がいらっしゃるみたいです。現に私のところに移ってきた生徒さんでこの問題と正確に理解している子供は皆無でした。大体たこの4個・6個になってます。
正直4分音符が1小節に4個というのは2分の2拍子でもそうですし、8分音符が6個というのは4分の3拍子がそうです。実際生徒にこの問題とこの説明をしますと混乱をします。だってそう習ったんだもの、です。
上の数字は1小節に入る拍数、下の数字は1拍となる音符の種類、これをきちんと教えていない先生がとても多いです。『幼稚園児に難しいことを言っても分からない』という大前提で教えて行くとこうなります。でも本当に分からないのでしょうか?私はそうは思いません。全部を1度にではなく分けて教えて行けば少しずつでも分かるようになります。例えば上の数字が4であれば1小節に拍が4個入るのよ、3であれば3個入るのよ、という具合に。ならば5だったらどうなる?と聞けば普通に5個と答えます。これを習慣化しかつリズムと拍の関係も同時に教えていけばいつの間にか覚えてくれます。そうしておいてある時期に下の数字は実はね、と話せばほぼ理解できます。何も4分音符、8分音符という言葉を使わなくてもよいのです。私の教室ではリズムに名前を付けていますから、4というのは〇〇のこと、8というのは○○(○○には名前が入ります)と教え、それを覚えるように宿題にして常に復習するようにしています。
ではなぜここまで丁寧に順を踏んで教えて行くかと言いますと8分の6拍子の曲を勉強する場合非常に困るからです。
8分の6拍子、つまり8分のの系列の拍子ですが、は日本人から最もかけ離れている拍子です。ですのでとても習得しづらい。しかも6拍子ではなく2拍子で考える、8分の3拍子に至っては1拍子で考えるというかなりハードルの高い拍子となってます。しかしピアノを習っていますとかなりの確率で導入書にこの拍子たちが出てきます。教えなくてはいけない要素ですがそれを上手に教えなくてはいけないわけです。ここでつまずくとその後の小曲やソナチネに入ってから困るんですね。
先生が悩むのであればこの部分だけ。これをいかにして伝えるか。マニュアルはありませんから先生方個人個人の手腕になります。
幸い私のところではこの拍子たちが出てくるたびに導入書に戻って説明を必ずするのでだんだんと身についてくれるようです。
同様に2分の2の拍子も難しいです。これは教える側がきちんと分かって弾けないと教えられません。有名なクテメンティOp.36-1のソナチネをきちんと2拍子で聞こえるように弾かないと生徒は4拍子で弾いてしまいます。そしてなぜ同じ2拍子なのに4分のと2分のがあるのか、同様に3拍子なのに4分のと8分のがあるのか。これも弾いて違いを聴かせてあげないといけないです。
私も教える立場になる前は意外と簡単に考えており、教える時にであって弾く時はかなり考えます、実際子供を前にして改めて難しさを感じました。決しておろそかにしてはいけない要素であり、要は先生も常に勉強が必要な要素でもあると思います。
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