2025年07月03日

バーミンガム市交響楽団 2025年日本公演

ついに7月突入。今月はコンサートが3つ。それにしても暑いです。。。

演奏会へ行くぞ!第3弾。

サントリーホールにて開催された『バーミンガム市交響楽団』の演奏会に行ってきました。

IMG_2869.jpeg

指揮はもちろん山田和樹さん(世界のヤマカズ)。この日のソリストは河村尚子さん。

IMG_2870.jpegIMG_2871.jpeg

曲目は
ラヴェル:ラ・ヴァルス
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 Op.18
チャイコフスキー:交響曲 第5番 ホ短調 Op.64

初めて生の山田さんを聴きました。
熱かった~。先日のベルリンフィルの時はここまで感じなかったのですが。曲の性格もありますがとにかくパワフル。そしてバーミンガム市響の音も素敵。重厚感とか華やかというような感じではないのですが、山田さんの飾らないお人柄のようなとにかく澄んだ音。スキっとした音、大変クリアな音だと感じました。特に管軍団の音が綺麗~~。驚いたのがホルンの主席が女性だったこと。初めてかも。
ピアノ協奏曲のソリストは私1推しの河村さん。お互いを兄さん、姉さんと呼び合う仲というお話が演奏前にありましたが、お互いを信じ確信して音楽に突き進むというのが気持ち良かったです。
そしてこのラフマニノフについて。昔から好きで結構聴いていました。名曲ですしね。ただオケの生本番で聴いたのは実は初めてだったのです。3番の方は何回も聴いているのですが。それでなぜかな~と思ったのですが、ラフマニノフ自身この曲ではピアノをオーケストラの一楽器として書いたのではないかなと。ピアノがいるにも関わらずオーケストラに主旋律を弾かせるところ、出だしのコーダが終わった後ピアノのまるで押し寄せは引く大波のようなピアノの上で大きくおおらかに奏でるオケの旋律など、本当に多かった。それもピアノの音にかぶっていたとしても関係なく鳴っているオケ。もしかしたらこれが山田さんと河村さんの音楽作りなのかもしれないのですが、数ある協奏曲の中でここまで一体化している曲はないのではなと思える演奏でした。だから最近は3番の方が演奏機会がおおいのかな。
そんな演奏の中、ソリストとして立つところは素晴らしく、オケの中に入る時はそこに見事に溶け込んだ音、そういう演奏をする河村さんは本当に素晴らしかった。一体化したからこそすべてが終わった時すぐに立ち上がり指揮者のもとに駆け寄った河村さんの行動がとってもよく分かりました。
ちなみに1楽章を聴くと涙が出る現象(ソチの冬季五輪での浅田真央ちゃんの演技がどうしても頭から離れずフラッシュバックが未だに続いていて)はまだ継続でした。。。
アンコールはラフマニノフの楽興の時とラフマニノフ編曲の熊蜂の飛行。

オーケストラの方はといいますと・・・ラ・ヴァルスはスカッと決まってオープニングらしい演奏。そこで既にブラボーが飛びまくって。この後どうなる?
チャイコフスキーの5番は山田さん曰く封印していたそうでして。確かにチャイ5はチャイ4・6とともに超有名。知らぬ人はいないでしょうという曲。それをあえて今回聴かせていただき嬉しかったです。好みとしてはもう少し重さがあってもとは思いました。何しろチャイ5といいますとコバケン先生の演奏が脳裏に焼き付いてまして・・・。それぞれに個性があって素晴らしいのですが、これはやはり好みでしょう。オーケストラの個々のセクションが素晴らしく、管同士のアンサンブルはもちろんのこと、弦楽器の美しさ、全体のバランスなど文句なしの名演でした。

アンコールはバーミンガム市響と大変関係が深くイギリスの作曲家として有名なエルガーの威風堂々。音の切れ素晴らしく『我がエルガー』という心意気を感じました。途中で鈴を自ら持ち観客と一体になったヤマカズさんはどこかとても嬉しそう。音楽は皆で楽しむものであり、観客もコンサートの参加者でもある、ということを体験してほしいという思いが伝わりました。

ベルリンの重厚さ、ウィーンの繊細さ、コンセントへボウの美しさ、フィラ管のパワフルさ。どれとも一線を画すバーミンガム市響。とてもフレンドリーで楽しく音楽を奏でるオーケストラ。
次の来日の時もまた聴きに行きたいです!

☆HPです。色々載せてます。

山之内ピアノ教室

随時生徒募集中です(^^)
是非お立ち寄りくださいませ♪

☆お問い合わせ、入室ご相談は

yuko_yamanouchi@hotmail.co.jp

こちらでも承っております(^^)

☆読者登録はこちらから♪

Yukoのピアノ日記 - にほんブログ村

☆ランキング参加中。よろしければポチをお願いいたします(^^)

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村

にほんブログ村 クラシックブログ ピアノ教室・ピアノ講師へ
にほんブログ村

にほんブログ村 クラシックブログへ
にほんブログ村





























posted by Kemeko at 22:47| Comment(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年06月24日

藤原浜雄&三上桂子プロデュース「魅惑のデュオⅩⅥ」

演奏会へ行くぞ!第2弾。
先週の6月14日は代官山で行われました『藤原浜雄&三上桂子プロデュース「魅惑のデュオⅩⅥ」』に行ってきました。

IMG_2861.jpeg

このシリーズも16回目。プログラムに今までの曲目の一覧が入っていたのですが、その曲数に驚きです。もちろんすべてが1回のみということではないのですが、コロナの時期を除くとほぼ隔年、その間にはソロコンサートがあるわけで、レパートリーの多さにやっぱり先生はすごいなぁ~と思いました。
今回のプログラムは

ベートーヴェン:ピアノとヴァイオリンのためのソ ナタ 第5番 ト長調 作品24 「春」
ブロッホ:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 第1番 B.42(1920)
バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ 第1番 ト短調 BWV1001
ブラームス:ピアノとヴァイオリンのためのソナタ 第3番 ニ短調 作品108

お気づきの方もいらっしゃると思いますが、今回は作曲家の名前が全てBから始まっています。パターンBということらしい。
ブロッホは私初めて聴かせていただきました。面白かったです。ブロッホと言えば『ニーグン』・・・ヴァイオリンとピアノのための組曲『バール・シェム』全3曲のうちの第2曲・・・しか聴いたことがなかったです。ユダヤ的な暗く陰々としたイメージが強いのですが、今回のソナタもユダヤ的影が見え隠れするそんな感じの曲でした。結構良いかも。あの独特な雰囲気は日本人には分かりづらいものがあるのですが、先生の演奏はその部分がとても明確に見えました。感性ということです。どうしてもヴィルトゥオーゾとみられる先生の演奏。今回ばかりはそうではない!と言えます。元々美しい音と響きを持っていらっしゃるのですから。私はそれが嬉しい。
その他のいわゆるドイツ3大Bはもう圧巻ですね。安心してゆったりとして聴ける曲たち。そして私の大好きな曲たち。今度はベートーヴェンの3番を聴きたいな。

実はこの日の朝、ヴァイオリニストの大谷康子さんの番組『音楽交差点』にて藤原先生ご出演。そこでも別の曲が聴くことができ、なんと嬉しい1日だったか。。。こういうのっていいですね~。

来年はまた浜離宮。今度はどういうプログラムか。パターンAというのも面白いかも。。。

☆HPです。色々載せてます。

山之内ピアノ教室

随時生徒募集中です(^^)
是非お立ち寄りくださいませ♪

☆お問い合わせ、入室ご相談は

yuko_yamanouchi@hotmail.co.jp

こちらでも承っております(^^)

☆読者登録はこちらから♪

Yukoのピアノ日記 - にほんブログ村

☆ランキング参加中。よろしければポチをお願いいたします(^^)

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村

にほんブログ村 クラシックブログ ピアノ教室・ピアノ講師へ
にほんブログ村

にほんブログ村 クラシックブログへ
にほんブログ村






















posted by Kemeko at 22:31| Comment(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年06月21日

やっと購入

サン=サーンス作曲序奏とロンド・カプリチオーソ。
ヴァイオリンの名曲。
デュラン社の楽譜を購入、届きました。

IMG_2860.jpeg

実は30年ほど前に当時勤めていた教室で何回か弾きました。
ただしその時は生徒さんの楽譜で。
なので自分の楽譜は持ってなかったのです。。。

来年これをフルートの方と弾くことになり急遽購入。
フランスものですから目の玉が飛び出るくらい高いのが普通。が、どうやら輸入時期が前だったのか、こんな円安の時に入れたのか、考えていたお値段よりかなり下がっていたものを発見。速攻購入となりました。もちろん本物。ラッキー✌️

7月になったらボチボチ。昔取った杵柄がどこまで通用するのか。。。

☆HPです。色々載せてます。

山之内ピアノ教室

随時生徒募集中です(^^)
是非お立ち寄りくださいませ♪

☆お問い合わせ、入室ご相談は

yuko_yamanouchi@hotmail.co.jp

こちらでも承っております(^^)

☆読者登録はこちらから♪

Yukoのピアノ日記 - にほんブログ村

☆ランキング参加中。よろしければポチをお願いいたします(^^)

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村

にほんブログ村 クラシックブログ ピアノ教室・ピアノ講師へ
にほんブログ村

にほんブログ村 クラシックブログへ
にほんブログ村


























posted by Kemeko at 21:33| Comment(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする