早いです。期間中は完全に寝不足。早起きをしては応援。素晴らしい演技やレースに感動。大好きなりくりゅうや花織ちゃんに感動。充実の17日間でした。
4年後はどんなオリンピックになるのか、今から楽しみです。
その前に今週からパラリンピック、そして2年後ロスで夏季オリンピックです。
さて本題。
よく聞かれることの1つに始める時期があります。
私は、年少の夏前から、遅くとも年中には、と聞かれた場合勧めます。
もちろん年長から入られる生徒さんもいらっしゃいますし小学生から始める生徒さんもいらっしゃいます。
ただ経験上「年少の夏前から、遅くとも年中」がベストかなと思います。
まずなぜその時期かと言いますと忙しくない。
確かに小学校受験を念頭に幼稚園教育を行う園は多いです。となっても本格化するのは年長から。その前段階では基本的なこと、『座る・話す・答える・聞く』を中心に文字、計算等を行うようです。
となれば忙しくなる前に始めてしまえば、基本的な園での生活に役立つことも一緒に学べ、『座る・話す・答える・聞く』が出来なければお稽古事は成り立ちませんから、一石二鳥の効果が出ます。尚且つ年長・小学生で始めるよりもゆっくりした速度でレッスンを行えますから生徒さんにも負担がかからない。また合わないなと思えば方向転換も出来ます。
逆に年長・小学生で始めるとなりますと、どうしてもスピードが要求され、段階を省略して教えなくてはならず、それが生徒さんにかなりの負担がかかります。確かに言葉も分かり頭もしっかりしていますから何事もすんなり進められると思われるでしょうけれど、実は続かない率はこの時期から始められた生徒さんの方が高いです。
どうしてそうなるか、それは導入部分が簡単に終わってしまうため、レベルアップした際急に難しさを感じるようになり嫌になる、という事がまず1つです。年少・年中向けに書かれている教本ですから年齢が上であれば簡単なのは当然。どんどん進んでいざ先のレベルとなった際、今度はすぐには出来ないため嫌になるわけです。
むしろ小さい頃に少しずつでも苦労をして進んでいく方が、難しくなっても苦労に思わない、そんなもんかと進んでいけます。
階段を一段一段しっかりと上がれば急に段差が大きくなってもまた一段ずつ上がればよいとスピードが落ちても気にならないことと、二段飛ばしで上っていきなり段差が大きい階段で一段ずつしか上がれなくなりそこで急に大変さばかり思うようになる、という感じでしょうか。
ならば大きい生徒さんも同じように一段ずつと考えればとなりますが、頭がしっかりしていて理解力もあれば先に自分から進みたがりますし、自分より小さい子供がもっと先を弾いていればやはり先へ先へと思うのが自然です。そうするとどんどん先走るようになり、一番大切なコツコツと1つずつということが置き去りになり最終的に『難しい・大変』となってしまうわけです。
そしてもう1つは生活習慣です。楽器を習う場合どうしても練習というものがついて回ります。その時間を最初は10分程度から始め、決まった時間に行うという習慣をつけなくてはなりません。これを年少・年中のうちにつけてしまえば大きくなってもそれがルーティーンになって自然に練習をするようになります。しかし好きな時に好きなことをする、また遊ぶ習慣がついてしまっているとこれをいきなり変えるのは難しいです。
遊ぶことは大切です。しかしそこにはすべきことをしてから、あるいは遊んだら今度は練習、というきちんとした約束と時間の使い分けとさせなければなりません。これはのちに勉強をする習慣にもつながります。
これをせずに7歳まで過ごしてきて、いきなり練習をしなさいと言ってもそれは無理です。
最後に小学生から始めると難しいこととして『自分は出来ている』という変な自信を持ってしまう事です。今までも何人もの小学生始まりの生徒さんのレッスンをしてきました。ある程度まではすんなりなのですが、それ以降になるとピタっと進まなくなります。それは結局先ほどの習慣ということもありますが、今までこれで良かったのだからなぜ先生が色々注意するのか分からない、注意を守らなくてはならないかが分からない、という事です。これは人の話を聞くという習慣にもつながりますから、その部分が出来ていないと難しいです。
もちろん全員がこういうわけではありません。
稀な例として小2で始めた生徒さんが小6の4年間でモーツァルトのピアノソナタをかなりきちんと弾けるようになったということがありました。しかしこれは上に2人のお兄さんがいてその練習している姿勢を見てきたこともあり、また本当に好きだったので、どんなに疲れていても毎日の練習を欠かすことはなかったようです。ただこれは本当に稀だと思います。
本人がその気になるまで待ちました、と仰って小学生になって習わせる親御さんがいます。そして続かなくなり、もっと早く始めていればよかった・・・とがっくりとして辞めていく姿をたくさん見ました。習わせたいと思うのであれば生徒さんの負担にならないよう早く始めて、合わないな、無理かな、と思われれば辞める、という勇気が必要です。ピアノを買わなくてはならないから慎重に、というのであれば中古で今はたくさん良いピアノが出ていますし、必要がなくなれば売ることも出来ます。電子ピアノは粗大ゴミですがアコースティックは再生が出来るので引き取ってくれます。
どんなことにも合った時期と方法があります。
それを見誤らないようお母様方には是非考えていただきたく思います。
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